言わなきゃいいのに
本人に悪気はないと思いたいですが、
悪気はないのだとしてもいい気持ちにはなりません。
その人が話し始めるたび、「またか…」と思ってしまいます。
「ここだけの話だけど…」
「アナタにだけ話すけど…」
「聞いた話なんだけど絶対に言わないでね…」
そんな言葉がほとんど口癖になっている人が、あなたの周りにもいませんか?
その人の話では、こういった言葉が前置きにされるのが常。
そうやって、人があまり公にしたくないことを話したり、
誰かの悪口を言ったり、秘密をバラしたりしてしまうんです。
みんなもそれをわかっているから、その人に大切な話はしなくなりました。
あまりにも口が軽すぎて、すっかり信用を失ってしまったんです。
本人は幸せな人だなぁと思います。
自分が周りから信用されなくなっていることを、全く気づいていないんですから。
その証拠は、今でも全く変わらない前置きの言葉。
相変わらず「ここだけの話」や「アナタだけに話すこと」がお得意。
私も見るに見かねて、さり気なく注意したことがあります。
「そういうこと、あまり他では話さない方がいいんじゃない?」
「私にそんなことを話していいの?」
「…聞かなかったことにしておくね」
そんな私の言葉に対して、その人はこんなことを言います。
「他では話さないよ。ここだけで話しているんだよ」
「アナタにだから話しているの」
「大丈夫。アナタは他に漏らさないってわかっているから…」
私は、ため息をつかずにいられません。
「ここだけの話」を一体、何ヶ所で話しているんでしょう。
「アナタだけに話すこと」を、どれだけの人に話しているんでしょう。
みんな、思っています。
ここでニコニコしていても、
影では自分のことをどう言っているかわかったものじゃないと。
だからみんな、警戒しています。
その人にちょっとでも大切なことを話さないように。
私は再び注意すべきでしょうか。
今度はさり気なくではなく、ハッキリと。